スマートリングを探し始めると、「おすすめ」として並ぶ製品の数に戸惑います。睡眠や心拍を記録するもの、指輪で支払いを済ませるもの、月額がかかるもの、買い切りのものが同じ棚に混ざっているためです。この記事では、2026年10月時点で各メーカーの公式サイトから読み取れた仕様だけを使い、Oura Ring、RingConn、SOXAI RING、Galaxy Ring、EVERING(エブリング)の5製品を記録項目・月額・対応OS・電池持ちの軸で比較表にまとめます。順位は付けません。用途から候補を絞る順番を示し、各製品の詳しい説明は個別の記事に任せます。
候補を並べる前に決める2つのこと
比較表を見る前に、2つだけ決めておくと迷いが減ります。
1つ目は、リングに何をさせたいかです。睡眠や心拍などの記録が目的なのか、レジや改札で指輪をかざして支払いたいのかで、候補はほぼ重なりません。今回の5製品では、Oura Ring、RingConn、SOXAI RING、Galaxy Ringが記録用、EVERINGが決済用です。2つの型の違いそのものはヘルスケア型と決済型の違いと選び方で整理しているので、ここでは繰り返しません。
2つ目は、手持ちのスマートフォンがiPhoneかAndroidかです。記録用のリングは専用アプリで同期するため、対応OSに手持ちの機種が入っていなければ候補から外れます。この2点が決まれば、表は自分に関係する列だけ見れば済みます。
5製品の記録項目・月額・対応OS・電池持ち
2026年10月時点の各公式サイトの記載をもとにしています。電池持ちはメーカー公称の最長値で、使い方により短くなります。価格は公式サイトの表示価格です。
項目 | Oura Ring 4 | RingConn Gen 3 | SOXAI RING 2 | Galaxy Ring | EVERING |
主な用途 | 記録 | 記録 | 記録 | 記録 | 決済 |
記録する項目 | 睡眠段階・心拍数・心拍変動・呼吸数・血中酸素・体表温・日中ストレス | 睡眠段階・心拍数・心拍変動・呼吸数・血中酸素・皮膚温度・ストレス | 睡眠ステージ・睡眠スコア・心拍数・心拍変動・血中酸素・皮膚温度・呼吸状態 | 睡眠・心拍数・皮膚温度・活動量・エナジースコア | なし(Visaのタッチ決済) |
月額 | メンバーシップ必須。月額999円または年額11,800円 | なし(買い切り) | なし(アプリ無料) | 公式ページに記載なし | 定額プランあり。一括のスタンダードプランもあり |
対応OS | iOS・Android(バージョン記載なし) | iOS 17.0以降・Android 10.0以降 | 公式商品ページに記載なし | Android 11.0以上(iPhoneの記載なし) | 公式商品ページに記載なし |
電池持ち | 5〜8日 | 10〜14日(振動オフ時。オン時は10〜12日) | 最大15日(20〜26号の場合) | 最長7日(サイズ12・13)。サイズ5〜11は最長6日 | 充電不要 |
耐水 | 最大100m | IP68・100m | 100m防水 | 10ATM・IP68 | 5気圧防水 |
本体価格 | 52,800円 | 59,800円 | 39,980円(税込) | 未確認 | スタンダードプラン50,000円(税込) |
Ouraには上位のOura Ring 5(65,800円、電池6〜9日)、RingConnにはGen 2とGen 2 Airもありますが、表は各社1モデルに絞りました。記録用の4製品は項目の並びが似ていて、表だけで優劣は決まりません。差が出るのは月額・対応OS・電池持ちの3行です。
月額の有無で総額の見え方が変わる
本体価格が近くても、月額の有無で数年後の総額は変わります。Oura公式サイトによると、Oura Ringはメンバーシップが必須で、月額999円(税込)または年額11,800円(税込)、新規メンバーは初月が無料とされています(2026年10月時点)。一方、RingConnは公式サイトで「買い切り型」と説明され、SOXAI RING 2の商品ページには「リング購入料以外の料金は一切かかりません。アプリも無料」との記載があります。Galaxy Ringの公式商品ページには月額に関する記述がなく、本記事では確認できていません。
Oura公式サイトには、メンバーシップに加入しない、または継続しない場合でもリングとアプリは使えるものの、「表示されるインサイトや健康データなどは、ごく一部に制限されます」と書かれています(2026年10月時点)。月額を払わない前提でOura Ringを選ぶと、記録の大半が見られない形になるため、月額込みで総額を比べるのが前提です。
月額がある製品が不利と決めつける必要はありません。何年使うつもりかを決めてから、本体価格と足し合わせて比べると判断しやすくなります。
対応OSと電池持ちは買ったあとに効く
対応OSは、購入後に変えられない条件です。RingConnの商品ページにはiOS 17.0以降、Android 10.0以降と明記されています。Galaxy Ringの公式商品ページにはAndroid 11.0以上、メモリ1.5GB以上のスマートフォンとGalaxy Wearableアプリ、Samsung Healthアプリが必要と書かれていて、iPhoneへの対応は記載がありません。Oura Ring 4の商品ページはiOSとAndroidに対応と記しますが、バージョンの記載は見つかりませんでした。SOXAI RING 2の商品ページには対応OSの記述がなく、サポートサイトは執筆時に開けませんでした。
電池持ちは、充電の手間に直結します。公称値では、Oura Ring 4が5〜8日、RingConn Gen 3が振動オフで10〜14日、SOXAI RING 2が最大15日、Galaxy Ringがサイズ12・13で最長7日です(2026年10月時点)。数字の幅はリングのサイズや機能の使い方で変わると各社が注記しています。
電池持ちの公称値は、同じ製品でもサイズで変わります。Galaxy Ringはサイズ5〜11が最長6日、12・13が最長7日、SOXAI RING 2の最大15日は20〜26号での理論値と公式ページにあります。自分の指のサイズが小さい人は、表の最大値より短い前提で考えておくと、買ったあとのずれが小さくなります。
決済用のリングは比べる軸が別
EVERINGは、健康の記録ではなく支払いに特化した製品です。公式商品ページによると、Visaのタッチ決済が使える日本国内の場所で支払え、手持ちのクレジットカードからチャージするプリペイド方式で、充電は不要、5気圧防水です(2026年10月時点)。料金は一括50,000円(税込)のスタンダードプランと、月額制の定額プランの2種類があります。
決済用のリングを比べるときは、記録項目や電池持ちではなく、使えるカードブランド、チャージ方法、料金プランと契約期間が軸になります。この軸での比較は決済機能付きスマートリングの国内モデルと選び方にまとめているので、決済が目的の人はそちらで候補を絞ってください。記録と決済を1本で済ませたい人は、2026年10月時点の今回の5製品にはどちらも備えるものがなく、2本使いか、どちらかを優先する形になります。
スマートリングを用途から選ぶ順番
比較表を眺めて決めきれないときは、条件を1つずつ順番に当てはめていくと候補が減ります。
- 記録か決済かを決める。 決済ならEVERINGの料金プランを確認し、記録なら残り4製品に進みます。
- スマートフォンの種類で外す。 iPhoneならGalaxy Ringは対応の記載がないため候補から外れます。RingConnはiOS 17.0以降、Android 10.0以降が条件です。
- 月額を払う前提かを決める。 払わないならRingConnかSOXAI RING 2が残ります。Ouraは月額込みの総額で比べます。
- 電池持ちと指のサイズで最後に絞る。 充電の間隔を長くしたい人は公称10日超のRingConn Gen 3やSOXAI RING 2が候補になりますが、サイズで数字が変わる点を忘れないでください。
各製品の中身はOura Ringの価格・月額・対応端末のように1本ずつ個別の記事で整理しています。仕様や価格は改定されることがあるため、購入前には各公式サイトで最新の値を確かめ、ここに挙げていない他の製品とも比較しながら検討してください。