
QUICPay(クイックペイ)は、スマートフォンやカードをお店の端末にかざして支払う電子マネーです。ただ「この店で使えるのか」「いくらまで払えるのか」で迷いがちです。QUICPay公式サイトの案内をもとに、使えるお店の見分け方、レジでの伝え方、スマートフォン・カードそれぞれでの支払い方を整理します。
QUICPayはどんな支払い方法か
QUICPay公式サイトでは、QUICPayを「お店の端末にスマートフォンやカードなどをかざすだけでお支払いが完了する」電子マネーと説明しています。2026年9月時点で、支払い元は「ポストペイ(後払い)」「デビット」「プリペイド」の3つから選べるとされ、それぞれクレジットカード、デビットカード、プリペイドカードを設定します。公式サイトによると、対応するカード発行会社は179社です(2026年3月末時点)。手持ちの対応カードをスマートフォンに設定するか、カード会社が発行するQUICPay付きのカードを使う形です。利用分の明細やたまるポイントは、支払い元に設定したカードのものになると案内されています。
かざして払う点はVisaなど国際ブランドのタッチ決済と同じですが、お店では別の支払い方法として扱われ、伝える言葉もマークも違います。国際ブランドの場合はタッチ決済のやり方と上限額をまとめた記事で扱っています。
使えるお店はマークで見分ける
QUICPay公式サイトの「使えるお店」ページによると、QUICPayは全国373万台以上の場所で利用できるとされています(2026年3月末時点)。コンビニエンスストア、スーパーマーケット、ドラッグストア、タクシーなど18のジャンルから探せます。
QUICPayマークとQUICPay+マーク
店頭のマークは2種類あり、どちらかで使えるカードと金額が変わります。公式サイト「QUICPayとQUICPay+の違い」によると、2026年9月時点の条件は次のとおりです。
- QUICPay+マークのお店:クレジットカード、デビットカード、プリペイドカードのどれを支払い元にしたQUICPayでも使えます。1回あたりの上限は公式の表で「上限なし」ですが、カードや店舗によって異なると注記されています。
- QUICPayマークのお店:使えるのはクレジットカードを支払い元にしたQUICPayだけです。1回あたりの利用は2万円(税込)までとされています。
2万円を超える買い物をQUICPayで払いたいときは、レジの端末にQUICPay+マークがあるかを先に確認してください。
店舗検索で見つからないとき・載っていても使えないとき
公式の店舗検索ページには、掲載店舗でもQUICPayが使えない店舗・商品・サービスがあること、逆に使える店舗でも掲載していない場合があることが書かれています。最終的な判断は、店頭のQUICPayマークか店員への確認で行うのが確実です。
レジでの伝え方と完了の合図
「クイックペイで」と方式の名前を伝える
QUICPay公式サイトの支払い方法の案内では、スマートフォンでもカードでも、支払い時に「クイックペイで」と伝えるとされています(2026年9月時点)。公式のサポートページでは、「Apple Payで」「Google Payで」と言って通じなかった場合も「クイックペイで」と伝えるよう案内されています。アプリ名ではなく方式の名前で伝えるのがポイントです。
点灯と決済音が出るまでかざしたままにする
公式サイトによると、端末の表示が青色の点滅から青(緑)色の点灯に変わり、「クイックペイ」という決済音が鳴れば支払い完了です。通信環境によっては最大1分ほどかかる場合があるとされ、決済音が鳴るまでかざしたまま待ちます。エラーの場合は赤く点灯します。
QUICPayのお店での支払いは1回払いのみと公式サイトで案内されています。2回払いやリボ払いに変えたい場合は、支払い後にカード発行会社の手続きを確認してください。
スマートフォン・スマートウォッチでかざすとき
スマートフォンでQUICPayを使うには、QUICPayに対応したカードをApple PayまたはGoogle ウォレットに追加します。公式サイトによると、Apple PayとGoogle PayでのQUICPayは「QUICPay+」扱いになり、デビットカードやプリペイドカードも設定できます(2026年9月時点)。追加の操作は、iPhoneならApple Payのカード登録からレジまでの流れ、AndroidならGoogle ウォレットのカード追加からレジ・改札までを参照してください。
iPhone・Apple Watch
QUICPay公式のApple Payの案内では、支払いの手順は次の3段階です。
- 「クイックペイで」と伝えます。
- Face ID搭載機種はサイドボタンを、Touch ID搭載機種はホームボタンをダブルクリックして認証します。Apple Watch Series 2以降はサイドボタンをダブルクリックします。
- iPhoneやApple Watchを端末にかざし、決済音を待ちます。
公式サイトによると、1回の取引で認証が複数回必要な場合があり、電源が入っていない状態では使えないとされています。
Androidスマートフォン・Wear OSスマートウォッチ
Androidでは、Google ウォレット アプリとおサイフケータイ対応の端末が必要です。公式サイトの手順は「クイックペイで」と伝えてかざすだけで、電源が入っていなくても利用できると案内されています(2026年9月時点)。Wear OSのスマートウォッチはAndroid端末とのペアリングが条件で、かざしてビープ音か振動を待ちます。
Androidで気をつけたいのは「メインカード」です。公式サイトによると、店頭で使われるQUICPayのメインカードは端末に1枚です。複数入れている人は、どれがメインかを確認しておきましょう。
カード型のQUICPayでかざすとき
公式サイトでは、QUICPayの機能だけが付いた専用カード、クレジットカード一体型のカード、nanacoとQUICPayの2つが使えるQUICPay(nanaco)などが案内されています。発行できるタイプはカード発行会社によって異なり、発行会社への申し込みが必要です。
支払い方は「クイックペイで」と伝えてかざし、決済音を待つだけです。違うのは使える範囲と金額です。公式サイト「QUICPayとQUICPay+の違い」によると、カードタイプ等は「QUICPay」扱いで、設定できるのはクレジットカードのみ、1回あたりの上限は2万円までとされています(2026年9月時点)。同じクレジットカードでも、スマートフォンに入れるかカード型かで、2万円を超える支払いの可否が変わります。
公式サイトによると、QUICPayカードを持っている人がApple PayやGoogle ウォレットにカードを設定しても、手元のQUICPayカードはそのまま使えます。スマートフォンの電池切れに備えて、カード型を財布に残しておく使い方もできます。
まとめ
QUICPayの使い方を、公式サイトの案内に沿って整理しました(2026年9月時点)。
- QUICPayはかざして払う電子マネーで、支払い元にクレジットカード・デビットカード・プリペイドカードを選べます。
- 使えるお店はQUICPayマークとQUICPay+マークで見分けます。デビット・プリペイドはQUICPay+マークのお店だけで使え、QUICPayマークのお店では1回2万円(税込)までです。
- レジでは「クイックペイで」と伝え、青(緑)の点灯と決済音を確認するまでかざしたままにします。
- iPhone・Apple Watchは認証してからかざします。Androidはおサイフケータイ対応端末とメインカードの設定を確認します。
- カード型はクレジットカードのみ・1回2万円までです。
上限額や対応カードは発行会社や店舗によって変わることがあるため、使う前に手持ちのカードの発行会社の案内も確認してください。