
Apple Watchを買うとき、最初に迷うのが「SE」「Series」「Ultra」のどれにするかです。Apple公式サイトで2026年9月時点に販売されている現行モデルは、Apple Watch SE 3、Apple Watch Series 12、Apple Watch Ultra 4の3系統です。この記事では、Appleの仕様ページと公式ストアの表示で確認できた数値だけを使い、3系統の違いを比較表にまとめたうえで、用途から絞り込む順番を示します。どれが優れているかではなく、自分の使い方にどれが合うかを判断するための整理です。
現行ラインナップはSE 3・Series 12・Ultra 4
Apple公式サイトのWatchページには、2026年9月時点でSeries 12とUltra 4が新製品として、SE 3とともに並んでいます。NikeモデルとHermèsモデルもありますが、仕様の土台はこの3系統です。
- Apple Watch SE 3。 アルミニウムケースのみで、40mmと44mmの2サイズです。チップはS10です。
- Apple Watch Series 12。 42mmと46mmの2サイズで、アルミニウム、チタニウム、セラミックの3素材から選べます。チップはS11です。
- Apple Watch Ultra 4。 49mmのチタニウムケース1サイズで、チップはSeries 12と同じS11です。
3系統とも、利用にはiOS 27以降を搭載したiPhone 11以降が必要とされています(2026年9月時点)。Androidスマートフォンとは組み合わせられないため、iPhoneでApple Watch以外も候補に入れたい人はiPhoneで使える他社スマートウォッチの選び方もあわせて確認してください。
SE 3・Series 12・Ultra 4の仕様比較表
2026年9月時点のApple公式の仕様ページと公式ストアの表示をもとにしています。電池は通常使用時の公称値で、実機での検証は行っていません。
項目 | SE 3 | Series 12 | Ultra 4 |
ケースサイズ | 40mm・44mm | 42mm・46mm | 49mm |
ケース素材 | アルミニウム | アルミニウム・チタニウム・セラミック | チタニウム |
ピーク輝度 | 1,000ニト | 2,000ニト | 3,000ニト |
電池(通常使用) | 最大18時間 | 最大24時間 | 最大50時間 |
通信方式 | GPS/GPS + Cellular | GPS/GPS + Cellular | GPS + Cellular |
耐水性能 | 50m | 50m | 100m |
心電図・血中酸素 | 仕様に記載なし | あり | あり |
公式ストア価格 | 41,800円から | 71,800円から | 142,800円から |
表のとおり、画面の明るさと電池は「SE 3、Series 12、Ultra 4」の順に数値が上がり、耐水性能はUltra 4だけが100mです。一方で、睡眠スコアや睡眠時無呼吸の通知のように3系統に共通する機能もあります。
価格の幅はケース素材と通信方式で広がる
同じ系統の中でも、価格はケース素材と通信方式で変わります。Apple公式ストアの表示(2026年9月時点)では、SE 3は40mmのGPSモデルが41,800円、44mmのGPS + Cellularモデルが55,800円です。Series 12はアルミニウムの42mm GPSモデルが71,800円で、チタニウムは125,800円から、セラミックは159,800円からです。チタニウムとセラミックはGPS + Cellularモデルとして掲載されています。Ultra 4は49mmの1サイズで142,800円からです。
GPSモデルとGPS + Cellularモデルの違いについて、Apple公式ストアの説明では、GPSモデルはBluetoothまたはWi-Fi経由でiPhoneにつないで電話や通知を受けます。GPS + Cellularモデルは、モバイルデータ通信プランに加入するとiPhoneが手元になくても通話やメッセージ、音楽のストリーミングができるとされています。
GPS + Cellularモデルの通信機能を使うには、通信事業者のサービスプランへの加入が必要です(2026年9月時点のApple公式サイトによる)。本体価格の差に加えて毎月の料金がかかるかどうかも、選ぶ前に通信事業者で確認しておくと判断しやすくなります。ランニングのように距離や経路だけを測りたいなら、GPSモデルでもiPhoneなしで記録できるとAppleは説明しています。
健康まわりの記録と通知の違い
健康関連の機能は、3系統で重なる部分と差がある部分に分かれます。2026年9月時点の各仕様ページによると、3系統とも心拍数アプリ、不規則な心拍リズムの通知、睡眠ステージを記録する睡眠アプリ、睡眠スコア、睡眠時無呼吸の通知、皮膚温センサーを備えています。
差が出るのは、Series 12とUltra 4にだけ記載がある項目です。心電図アプリ、血中酸素ウェルネスアプリ、心拍数や呼吸数、心拍変動などをまとめて表示するバイタルアプリ、準備度アプリがこれにあたります。SE 3の仕様ページにはこれらの記載がありません。
Appleの仕様ページには利用条件の注記があります。心電図アプリは22歳以上、睡眠時無呼吸の通知は睡眠時無呼吸と診断されたことがない18歳以上の人が対象とされ、血中酸素ウェルネスアプリとバイタルアプリは医療での使用を目的としないと明記されています(2026年9月時点)。Apple公式サイトには「Apple Watchは医療機器ではありません」との記載もあり、表示された値は日々の記録として受け止めるのが前提です。
電池と屋外での耐久性で見る差
電池の差は、充電の間隔に直結します。仕様ページの公称値では、低電力モードにするとSE 3が最大32時間、Series 12が最大38時間、Ultra 4が最大84時間まで延びます(2026年9月時点)。屋外ワークアウトの連続計測は、SE 3が最大7時間、Series 12が最大10時間、Ultra 4が最大18時間です。
屋外での耐久性にも段階があります。SE 3とSeries 12は50mの耐水性能で、Series 12は水深6mまでのシュノーケリングに対応し、IP6X等級の防塵性能も備えます。Ultra 4は100mの耐水性能で、対応する他社製アプリを使えば水深40mまでのレクリエーショナルスキューバダイビングに使えるとされています。さらに高度や低温、衝撃などの項目でMIL-STD 810H準拠のテストを受けており、サイレンも搭載しています。
用途から選ぶ順番
3系統で迷ったら、次の順に条件を当てはめると候補が絞れます。
- iPhoneの機種を確認する。 iOS 27以降を搭載したiPhone 11以降でなければ、3系統とも使えません(2026年9月時点)。
- iPhoneなしで出かけたいか決める。 通話やメッセージを手首だけで済ませたいならGPS + Cellularモデルが前提です。Series 12のチタニウムとセラミック、Ultra 4はこの方式で掲載されています。
- 心電図や血中酸素の記録が要るか考える。 要るならSeries 12かUltra 4です。睡眠の記録と睡眠時無呼吸の通知で足りるなら、SE 3も候補に残ります。
- 充電の間隔と屋外での使い方で決める。 1日1回の充電で困らないならSE 3かSeries 12、充電の間隔を空けたい人や、登山・ダイビングで使う人にはUltra 4が合います。
Apple Watchそのものが自分に必要かどうかから考えたい人は、Apple Watchが向かない人の特徴も参考になります。改札で使う予定があれば、購入後の設定をApple WatchでSuicaを使う手順で確認できます。仕様や価格は改定されることがあるため、購入前にはApple公式の比較ページで最新の値を確かめ、他の製品とも比較しながら検討してください。