au PAYは、スマートフォンのアプリに表示したバーコード・QRコードを使ってお店で支払う「コード決済」です。名前にauと付いているため「auの契約がないと使えないのでは」と思われがちですが、au公式のサポートページによると、au IDがあればauやUQ mobileの回線契約がなくても利用できます(2026年9月時点)。この記事では、au PAYでできること、利用開始までの手順、チャージの方法、お店での支払い方を公式の案内に沿って整理し、最後に「かざして支払う」Apple Payとの違いと使い分けをまとめます。
au PAYでできること
au PAYの公式サービス一覧(2026年9月時点)では、主に次の機能が案内されています。
- コード支払い:アプリのバーコード・QRコードを使い、対応するお店で支払います。
- ネット支払い:ネットショッピングなどのオンライン決済で、支払い方法にau PAYを選んで支払います。
- 請求書支払い:公共料金などの請求書をアプリで支払います。
- 送金・出金:au PAY 残高を相手に送ったり、銀行口座やATMに出金したりできます。公式のサポートページによると、送金・出金にはアプリ上での本人確認、またはauじぶん銀行との口座連携が必要で、送金できるのは「au PAY マネー」の残高に限られます。
- au PAY プリペイドカード:au PAY 残高をカードとして使う仕組みで、リアルカードとバーチャルカードがあります。Apple Payへの追加にも対応しています。
ポイントについては、au公式のPontaポイントの案内で、au PAYの利用で200円(税込)ごとに1ポイントがたまるとされています(2026年9月時点)。たまったPontaポイントは、au PAY 残高にチャージして支払いに使えます。
始めるまでの手順
用意するものは、iPhoneまたはAndroidのスマートフォン、au PAY アプリ、そしてau IDの3つです。
au回線がなくても使える
au公式のサポートページ「au/UQ mobileの回線契約がなくても利用できますか?」では「はい、ご利用いただけます」と明記され、au IDはauの回線契約がなくても登録できるとされています(2026年9月時点)。回線を持たない人向けの手順ページには、SMSを受信できる機種で利用するという条件が書かれています。
公式の利用開始手順
au PAY公式「利用開始手順のご案内」(2026年9月時点)では、次の3ステップで案内されています。
- au PAYの利用開始:アプリをインストールします。au・UQ回線がある人はau IDでログインし、コード支払いの申し込みと規約への同意を進めます。回線がない人はau IDとau PAYを新規登録し、携帯電話番号の入力、SMSで届いたコードの入力、お客さま情報の登録を進めます。
- Ponta会員IDの統合:Pontaカードを持っているかどうかを選び、ポイントがたまる状態にします。
- チャージ:ホーム画面からチャージ手段を選んで残高を入れます。
公式の利用開始手順に本人確認の工程は含まれておらず、本人確認が求められるのは送金・出金など一部の機能を使うときです(2026年9月時点)。コード支払いだけなら、登録とチャージまでで準備が整います。
チャージの方法
au PAY 残高は事前にチャージして使う前払い式です。公式のチャージ方法一覧(2026年9月時点)では、主なチャージ方法として次の6つが案内されています。
- 通信料金合算:月々の通信料金と合算する方法で、au・UQ回線を持っている人が対象です。オートチャージに対応します。
- au PAY カード:au PAY カード(クレジットカード)からチャージします。オートチャージに対応します。
- auじぶん銀行:auじぶん銀行の口座からチャージします。オートチャージに対応します。
- コンビニATM:ローソン銀行ATM・セブン銀行ATMで現金をチャージします。
- Pontaポイント:たまったポイントを残高にチャージします。
- クレジットカード:登録できるカードには条件があるとされています。
このほか、銀行口座、au PAY ギフトカード、ローソン、auショップも案内されています。同じページには、残高の上限金額は100万円であること、チャージではPontaポイントがたまらないこと、チャージ後の取り消しはできないことが書かれています。手段ごとの上限や登録条件は変わることがあるため、公式の各チャージ方法のページで確認してから利用してください。
au回線がない人は「通信料金合算」を選べないため、銀行口座、コンビニATMの現金、条件を満たすクレジットカードのいずれかが主なチャージ元になります。頻繁に使うなら、オートチャージに対応する手段を1つ決めておくと残高切れを防ぎやすくなります。
お店での支払い方
au公式のサポートページ「お店での支払方法を教えてください」(2026年9月時点)では、支払い方は2種類に分かれています。どちらの場合も、店員には「au PAYで」と伝えます。
提示型(自分のコードを見せる)
アプリで決済用のバーコード・QRコード画面を表示し、店員に提示して読み取ってもらいます。同ページによると、支払いコードの有効期限は5分間で、1回あたりの支払い可能上限額は300,000円(税込)とされています。
読み取り型(お店のコードを読む)
アプリのコード読取画面を開き、お店に置かれたバーコード・QRコードを読み取ります。金額を自分で入力し、支払い金額が正しいことをお店の人と一緒に確認したうえで、「>」を右方向にスワイプすると支払いが完了します。
使えるお店については、同ページでau PAYまたは楽天ペイのマークがあるお店で利用できると案内されています(2026年9月時点)。
Apple Payとの違いと使い分け
仕組みの違い
au PAYはコードを見せる、または読み取るコード決済です。一方のApple Payは、iPhoneやApple Watchを決済端末にかざすタッチ決済(非接触決済)の仕組みです。Appleの公式サポートによると、Face ID搭載のiPhoneではサイドボタンをダブルクリックして認証し、本体の上部を非接触型リーダーにかざして支払います。設定からレジでの操作までの流れは、Apple Payの登録と支払い方をまとめた記事で確認してください。
au PAY プリペイドカードをApple Payに追加できる
au PAY公式ガイド(2026年9月時点)によると、au PAY プリペイドカードはApple Payに追加でき、QUICPay+加盟店でかざして支払えます。対応機種はiPhone 7以降のiPhone、Apple Watch Series 2以降のApple Watchとされ、店頭では「クイックペイで支払います」と伝えて端末にかざします。追加はau PAY アプリの「アカウント」から「Apple Payの設定」を開く方法が公式で案内されていますが、プリペイドカード(プラスチックカードまたはバーチャルカード)を事前に申し込んでおく必要があります。
au PAY プリペイドカードをApple Payに入れると、同じau PAY 残高を「アプリのコードで払う」と「Apple Payでかざして払う」の2通りで使えるようになります。チャージ先は1つのままなので、残高管理が分かれることはありません。
両方を持つときの使い分け
- au PAYのマークがあるお店:アプリのコード支払いを使います。
- QUICPay+のマークがあるお店:Apple Payに追加したau PAY プリペイドカードでかざします。
- どちらのマークもあるお店:キャンペーンの対象が支払い方法ごとに異なる場合があるため、公式の案内を確認して選びます。
なお、Androidスマートフォンの場合は、かざして払う仕組みがGoogle ウォレット側にあり、名称の変遷で混乱しやすい部分です。Google ウォレットとGoogle Payの違いを整理した記事を合わせて読むと、Androidでの役割分担がつかめます。
まとめ
au PAYの使い方を公式の案内に沿って整理すると、次のようになります(2026年9月時点)。
- au PAYはアプリのバーコード・QRコードで支払うコード決済で、ネット支払い、請求書支払い、送金・出金、プリペイドカードの機能もあります。
- au IDがあればau・UQ mobileの回線契約がなくても使えます。回線がない人はSMSを受信できる機種で新規登録します。
- チャージ元は通信料金合算、au PAY カード、auじぶん銀行、コンビニATM、Pontaポイント、クレジットカードなど複数あります。
- お店では「au PAYで」と伝え、自分のコードを提示するか、お店のコードを読み取って金額を入力します。
- Apple Payはかざして払うタッチ決済で、仕組みが異なります。au PAY プリペイドカードをApple Payに追加すれば、同じ残高をQUICPay+加盟店でかざして使えます。
まずは登録とチャージを済ませ、近くの対応店で提示型の支払いを一度試してみると、流れがすぐにつかめます。