Fitbit(フィットビット)は、歩数や心拍数、睡眠を手首で記録するトラッカーとスマートウォッチのブランドです。現在はGoogleの製品としてGoogleストアで販売され、Fitbitアプリも2026年5月に「Google Health」アプリへ移行しました。この記事では、2026年10月時点のGoogleストアとGoogle Healthヘルプの記述をもとに、現行モデル、アプリと対応スマートフォン、Suica対応と電池持ち、Google Pixel Watchとの位置づけの違いを整理します。機種に順位はつけず、使い方に近い1台を見つける手がかりにしてください。
Googleの製品になったFitbitの現在地
Googleストアの製品ページには「Google ストアは、Fitbit に関するすべてが集まる新しい場所です」とあり、2026年10月時点で製品名も「Google Fitbit Charge 6」のようにGoogleを冠した表記になっています。
使い始めるときは、スマートフォンにGoogle Healthアプリを入れ、Googleアカウントで本体とペア設定します。Google Healthヘルプによると、2026年5月19日以降はFitbitアカウントのままでは使えず、Googleアカウントへの移行が必要です。
Google Healthヘルプには、2026年7月15日からFitbitアカウントのデータ削除処理が始まると書かれています。古いFitbitアカウントに記録が残っている人は、Googleアカウントへの移行かデータのダウンロードを済ませているか確認してみてください(2026年10月時点)。
2026年10月時点の現行モデル
Googleストアには2026年10月時点でFitbitとして5つのモデルが載っています。価格は同時点の製品ページの記載です。
- Google Fitbit Air:16,800円から。2026年に登場したトラッカーで、技術仕様にディスプレイの項目がなく、公式ページでは「視覚ノイズゼロ」と紹介されています。心拍数や皮膚温のセンサーで歩数・距離・睡眠を記録し、Google Healthアプリで確認します。重さはバンドなしで5.2gです。
- Fitbit Inspire 3:12,800円。カラー画面の細身のトラッカーで、GPSは内蔵せずスマートフォンのGPSに接続して距離を確認します。
- Fitbit Charge 6:23,800円。GPSを内蔵し、Google マップの経路案内、Google ウォレット、YouTube Musicの操作に対応するトラッカーです。心電図アプリも載っています。
- Fitbit Versa 4:27,800円。薄型軽量のスマートウォッチで、GPS内蔵、Google マップとGoogle ウォレットに加え、スマートフォンが近くにあれば手首で着信に応答できます。
- Fitbit Sense 2:32,800円。Versa 4の機能に加え、皮膚コンダクタンスを測る電気センサー(cEDA)で日中の身体反応を記録し、心電図アプリにも対応します。
Air・Inspire 3・Charge 6はトラッカー、Versa 4とSense 2はスマートウォッチとして売られています。両者の違いを基礎から知りたい場合は、スマートバンドとスマートウォッチの違いで通知・決済・電池持ちを並べています。
Google Healthアプリとスマートフォンの条件
記録を見る場所は、どのモデルもGoogle Healthアプリです。Google Healthヘルプによると、Fitbitアプリは2026年5月19日からGoogle Healthアプリへ移行しました。Google Playでは「Google Health(旧称: Fitbit)」、App Storeでは「Google Health (Fitbit)」という名前で配布されています。
対応スマートフォンは、Android 11以降のAndroidスマートフォン、またはiOS 16.4以降のiPhoneです(2026年10月時点のGoogle Healthヘルプ)。Androidでは初期設定を簡単にするファスト ペアリングが使えると製品ページに書かれています。
有料の「Google Health Premium」に加入すると、Geminiを使ったGoogle Healthコーチや詳しいスコアの内訳が使えます。各モデルに3か月無料が付きますが、「今日のエナジースコア」など一部の表示はPremiumが前提なので、無料期間後に何が見られなくなるかは製品ページの機能一覧で確かめておくと安心です。
Suicaとタッチ決済ができるのはどのモデルか
Google Healthヘルプ「Fitbit デバイスで Suica を使用するにはどうすればよいですか?」によると、2026年10月時点でSuicaに対応するのはGoogle Pixel Watch、Fitbit Charge 4・5・6、Fitbit Sense・Sense 2、Fitbit Versa 3・4です。現行モデルではCharge 6・Versa 4・Sense 2が該当し、Inspire 3とFitbit Airは記載がありません。
Suicaの設定とチャージはGoogle ウォレットから行い、現金は券売機やコンビニエンスストアのレジでチャージすると案内されています。一方で、定期券やグリーン券の購入はできず、新しいFitbitに買い替えても残高を移せないと明記されています。
Charge 6・Versa 4・Sense 2の製品ページにはGoogle ウォレットでタッチ決済ができると書かれていますが、登録できるカードはGoogle ウォレット側の条件で決まります。手持ちのカードが使えるかは、購入前にGoogle ウォレットのヘルプで確かめてください(2026年10月時点)。
他社のウォッチも含めてSuicaでできる操作を並べて見たい場合は、Suica対応スマートウォッチの選び方が参考になります。
電池持ちの数字と充電の目安
電池持ちは、2026年10月時点のGoogleストア製品ページで次のように書かれています。
- Inspire 3:最長10日間(フル充電まで2時間)
- Fitbit Air:最長7日間(フル充電まで約90分、5分の急速充電で最長1日分)
- Charge 6:最大7日間
- Versa 4・Sense 2:6日以上(12分の急速充電で1日分)
技術仕様には、常時表示や血中酸素ウェルネスの測定を使うと充電の頻度が上がること、測定を途切れさせないために2〜3日に一度の充電を勧めることが注記されています。睡眠まで記録したい人は昼間に短く充電する使い方になるため、急速充電の有無も見ておくと運用を想像しやすくなります。
Pixel Watchとの位置づけの違い
Google Pixel Watchも同じGoogle Healthアプリに記録を集めますが、製品の性格は異なります。Googleストアによると、Pixel Watch 5はWear OS 7.0を搭載したスマートウォッチで、価格は62,800円から、電池は最長40時間です。
FitbitのVersa 4やSense 2はWear OSではなく、通話・通知・Google ウォレットなど基本の機能に絞られている分、電池が6日以上持ちます。「アプリを増やして使い込みたい」ならPixel Watch、「記録と通知と支払いを長い電池持ちで」ならFitbitという分け方が公式ページから読み取れます。Pixel Watchの機能やモデルごとの違いは、Google Pixel Watchとは?で詳しく扱っています。
Fitbitが合う人
- 歩数・心拍数・睡眠の記録を主目的に、充電の回数を減らしたい人。現行5モデルはいずれも6日以上の電池持ちが公式に示されています。
- iPhoneとAndroidのどちらを使っていても、同じGoogle Healthアプリで記録を続けたい人。
- 手首でSuicaを使いたいなら、Charge 6・Versa 4・Sense 2のいずれかを選び、定期券は使えない点を受け入れられる人。
仕様や価格は更新されるため、購入前には2026年10月時点以降の最新のGoogleストアとGoogle Healthヘルプを確かめ、他社の製品とも比べながら検討してください。